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第8回「サークルを楽しくさせる練習アイデア」




テニスサークルの幹事にとって、悩ましいのは練習方法。試合ばかりしていると、初心者の方が楽しめないし、レッスン形式ばかりだと、上級者の人はもの足りない…。
今回は、サークルを盛り上げる練習メニューの作り方について、都内某サークルの方に話を聞いた。

サークルを運営していく時に、多くの人が悩むのが、練習内容について。そこで、練習メニューを作る時に、どういうことに重きを置くかなど、サークル運営はもちろん、自らメンバーを集め少人数での練習会も楽しんでいる、都内サークルのY・I(匿名希望)さんにお話を聞いた。
「サー クルの練習メニューを作る時、いつも考えているのは“苦しい”練習と“楽しい”練習とのバランスです。苦しいのは球出し、楽しいのはゲーム、だとすると、 その時のレベルに合わせてバランスを変えているのです。表を見てください。私の経験上、練習内容によっての感じ方は、このような変化があると思います。
決して気にしすぎることは必要ありませんが、ある程度記憶にとどめておいたほうがいいでしょう。例えば2時間のコートで2面、15人程度いる場合なら、1 面の1時間は【1】をメインにして、もう1面は【6】を行ないます。そして残りの1時間は1面を【2】にして【4】をもう1面で行なう……というように、 メンバーに合わせて組み合わせを変えるのです。30分ごとでもいいでしょう。
レベル分けも時には必要です。なぜなら、初級者と上級者がゲームをしても、お互いあまり楽しくないからです。もちろんリーダーの裁量で決めてもいいですし、ボール突き(上に)何回できるか、などといったことで決めてもいいでしょう。
また、球出しはラケットだと難しいので、手出しで十分です。これなら誰でもできますし、一人で球出しばかりやらなくても済むので、うまく回せます。
中級以上のメンバーなら、球出しではなく、サーブ&ボレーをミスしないよう、徹底して行なったり、ラリーをミスなしで続けるというのもいいでしょう。いず れにしても、あまり「こうでなければいけない」と考えすぎず、自由なに組み立てていけば、楽しい練習ができると思います。


  苦しい(球出し) 楽しい(ゲーム)
初 級  まだフォームが固まっていないので、できれば、ずっとこの練習でもいい【1】 ルールや動き方、打つコースなどを少しずつ覚えていきたい【4】
中 級 練習中のショットを完成させたり、ショットのバリエーションを増やしたい【2】 ゲームに慣れてきたので、勝つためにはどうしたらいいかを知りたい【5】
上 級 得意だけどあまり長くやりたくない【3】 ゲームのほうが楽しいし、経験を積めるのでこれだけでもいい【6】


このコンテンツはテニス専門雑誌「スマッシュ」提供です。